4年前、大阪卒業式の前に、とある撮影のためにグアムへ行った時以来のバンドメンバーとの海外旅行。
演奏旅行としては、もっとその前の台湾以来でした。
あの時と違うのは、この経験を次に繋げるために演奏で喜んでもらえるために、メンバー以上に頼もしいスタッフさん達とともに旅をしたこと。
そして現地でお出迎えしてくれた人たちもまた、とても素敵な人達でした。
この旅で、僕らをサポートして下さった皆さまとの写真。
通訳をして下さった琵琶奏者の水島さん、音響を担当して下さった岳さん、依頼を下さった海道善隣交流の会・金山さん、ライブ前日から丁寧におもてなししてくれたキーさん、流暢な日本語で沢山サポート応援して下さったジウンさん、現地の学生スタッフさん。
今回の旅で感銘を受けた事は、テグの人達の思いやりと頼れるチームへの信頼感でした。
テグの皆さんと交流で「人と人の繋がりを深めたい、自分達の街を盛り上げたい、面白くしたい」という想いが伝わってきました。
それはそれは温かいおもてなしでした。
ライブ当日のお昼の会食での事。
「国や政治的な動きだけではなく、民間での人と人の繋がりや、芸術やスポーツでの交流により親睦が深まる事で、文化の違いを分かり合っていきたい」
という言葉に強く共感しました。
政治的な摩擦という一件ネガティヴな話題も意識した上で、個人と個人、人と人の交流でポジティブに解決していきたいという想いが、僕の胸を熱くしてくれました。
素直な気持ちで語ってもらえた事がとても嬉しかった。
押し付けの情熱ではなく、相手を思いやる情熱。
その熱い想いに、答えないわけにはいかないと思いました。
ステージから見えたのは、言葉のない音を楽しんでくれるお客さんでした。
正直、こんなにお客さんのリアクションが嬉しいと思ったのは久々でした。
それだけで心から嬉しく、楽しかった。
メンバーの演奏姿がとても楽しそうで、アイコンタクトの時の屈託のない笑顔がいつも以上でした。
こんなにも強く「届け!!」と念じながら演奏すると思っていませんでした。
音楽とは実に自由なものだと感じる事が出来ました。
伝えたい想いは、ゴウシ君の、文字を読みながらのたどたどしい言葉以上に伝わったような気がした。
旅の間、彼はずっとメモしていた。
言葉を覚えるのが楽しかったのもあるだろうけど、その姿勢はステージで前のめりなアジテートに現れていた。
僕は、ゴウシ君の背中に力強さを感じた。
心から、かっこいいリーダーだと思った。
メンバーの一つ一つのステージングに、いつも以上の覇気を感じた。
ああ、そうだ。
このバンドのこういう瞬間
まとまって音を出している瞬間
みんなが同じ意思で真っ直ぐ前を向いてる瞬間
その奇跡的な力強さに酔ってるんだった。
その中で演奏してる事の気持ち良さに魅せられてるんだった。
アウェイだからこそ、そんなステージが出たりするからこのバンドは面白い。
良い演奏だったかどうかはわかりません。
しかし、旅のドラマが見えるステージになったと思ってます。
それは、偶然ではなく支えがたくさんあったからです。
音響の岳さんの指示がなければ、メンバーの立ち位置さえ変えられなかった。
通訳のために同行してくれた水島さんのおかげで、テグまでの道のりも食事も、オフの時の言葉の伝わらないフラストレーションを深く感じずに過ごせた。
市川さんやとうふくんのマネージャーチームの仕切りで、細やかな自己管理のストレスもかなり軽減された。
そして、テグのみなさんの優しいおもてなし。
僕らがステージに立ってパフォーマンスをするために、沢山の支援があったんです。
とても恵まれた環境でステージに立てたんです。
そんな人達の笑顔や眼差しがステージから見えて、泣きそうになった。
こんなに想いがこみ上げてくるステージは久しぶりでした。
音楽をやってて良かったと思いました。
沢山の思いやりを胸に、世の中を平らでまあるく和ませる手伝いができるのだから。
またテグの人達に会える様に。
もっとたくさんの人達に出会って繋がっていけるように。
僕らはもっと注目される存在になりたいと思います。
もっと世界中の街でカルメラの音を楽しんでもらえるよう、精進したいと思います。
以下、旅の写真。
空港着
2軒目はマッコリをガブガブ飲む。
ホテルからの景色。
2日目の食事会の場所。
話題のオシャレで上品で美味しいホテルのビュッフェ。
会場は日韓ワールドカップで使用された会場。
空き時間、セグウェイにのる。
ライブ後にはサムギョプサル!
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